
IBDの治療に重要なポイントは、炎症を抑えるほかに
①未消化物を少なくする
②腸粘膜を強くする。消化能力を整える。
の二つに要約されます。
①は、主食を選ぶことが中心で
②は、サプリメントが必要です。

前回のブログに引き続き、炎症性腸疾患(IBD)。
この子は遠方からの来院。一時、アルブミンの数値が1.1で、胆泥症の併発もありました。免疫抑制剤や大量のステロイドを使っていても、あまりうまくいってませんでした。

さっそく治療開始。

胆泥症は脂溶性ビタミンで治療。
(脂溶性ビタミンに反応の良いタイプの胆泥症はスポット剤タイプのノミダニ除けを過去に使っていた場合に多くみられると感じています。)
例のごとく主食を手作りご飯に変更し、サプリを開始しました。
現在はほとんど薬を飲まずに、アルブミンの数値は2.9となっております。
使用している食事やサプリメント
・トッピングごはん(ドライフードは不明、初期の段階ではファインペッツ)
・IYONEおなか元気!(旧胃腸の栄養集めたサプリ)
※この子は当院からだいぶ遠方に住んでらっしゃるので、サプリメントだけ郵送で送って1年半経過がたっているところです。
YouTube動画も作成しております。
下記に張り付けていますので、よろしければご視聴ください。
犬の炎症性腸疾患/IBDの栄養療法1
犬の炎症性腸疾患/IBDの栄養療法2
犬の炎症性腸疾患/IBDの栄養療法3
犬の炎症性腸疾患/IBDの栄養療法4
犬の炎症性腸疾患/IBDの栄養療法5
犬の炎症性腸疾患/IBDの栄養療法6
犬の炎症性腸疾患/IBDの栄養療法7