「このフードもダメ?」実は関係あるかも…| ペットのアレルギーと“交差抗原”のお話

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こんにちは!ふるせ動物病院です(^^♪
前回の「花粉症のお話」、たくさんの方に読んでいただきありがとうございました!

今回はちょっとステップアップして、“交差抗原(こうさこうげん)”という言葉についてご紹介します。
少し難しそうに聞こえますが、アレルギー体質のワンちゃん・ネコちゃんをお世話している飼い主さんにとっては、とっても大事なポイントなんです!


◆交差抗原ってなに?

簡単に言うと、
「似たようなタンパク質に体が間違えて反応しちゃう」ということ。

例えばある食べ物にアレルギーがあったとして、それと“似た構造のタンパク質”を含む別の食べ物にも反応してしまうことがあるんです。
これを「交差反応(クロスリアクション)」と呼びます。


◇こんな例もあるんです!

たとえば、ブタクサの花粉アレルギーがあるワンちゃん。

実はこの子たちは、

  • リンゴ
  • バナナ
  • メロン
  • トマト

などにもアレルギー反応を起こすことがあるんです。

「え!?食べ物と花粉って関係あるの?」
…と思いますよね。でも、花粉と果物のタンパク質の形が似ていると、体が“同じもの”と勘違いして反応してしまうんです。


\ 食事の見直しも“交差”に注意!/

フードの切り替えや手作りごはんを試すとき、
「このタンパク源は避けよう!」と頑張って選んでいる飼い主さんも多いと思います。

でもそのときに、
アレルゲン本体だけじゃなく、“似た仲間”も避けた方がいいことがあるんですね。

(例)牛肉がダメ → 羊肉も注意/大豆がダメ → ピーナッツも注意 などなど


*でも…気にしすぎはNG!

とはいえ、「あれもダメ?これもダメ?」と心配しすぎると、
「結局何をあげていいのかわからない…」となってしまうことも。

そんなときは、私たちと一緒に考えていきましょう♪
愛犬・愛猫の体質や反応を見ながら、できる範囲で無理なくアレルギー対策していくことが大切です!


◎ まとめ|アレルギーのケアは一緒に!

交差抗原の知識があると、「まさかコレが原因だった!?」というヒントが見つかることもあります。

もし、皮膚のかゆみや赤み、下痢や嘔吐が続く場合は、
「交差抗原の影響かも?」と気にかけてみてください。

もちろん、「これはアレルギー?それとも別の原因?」と迷ったら、いつでもふるせ動物病院にご相談くださいね!


\飼い主さんと一緒に、ペットの健康を守っていきます!/
気になる症状があれば、いつでもお気軽にどうぞ(^^)

 

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