あら不思議/犬の炎症性腸疾患/IBDの栄養療法1

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犬の炎症性腸疾患-栄養療法1

 

 

この子は、3年前から、リンパ球・形質細胞性腸炎という炎症性腸疾患(IBD)の1パターンの病気と診断されました。

症状は難治性の下痢で、体のタンパク質、特にアルブミンがなくなっていってしまいます。

通常の治療ではステロイドや免疫抑制剤を使い炎症を抑えて、なんとかタンパク質の漏出を抑えていきます。

犬の炎症性腸疾患-栄養療法2

高容量のステロイドでも効果が不十分な子が多く、この子もその一人でした。

そんな中、来院され栄養療法を開始しました。

この子はもともと手作りご飯をしていて、やや便は固まっているけれども、軟便でした。

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まずは胆泥症の併発

ホントは黒くなきゃいけない胆汁が白くドロドロになっています。これには、「脂溶性ビタミン」に反応することを多く経験しています。この子にも脂溶性ビタミンのサプリメントを開始。

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これにより胆泥は消失。収縮力も備わったためか、胆嚢が以前より小さく見えます。胆汁は脂質吸収に必要な消化酵素であるため整えておく必要があります。

つづいては、問題の腸

 

犬の炎症性腸疾患-栄養療法5

炎症性腸疾患の原因はわかっていませんが、腸粘膜の炎症といわています。そのため、炎症を抑える薬を使うわけですが、腸粘膜が弱いということが根本の原因であることには変わりません。

楽天市場で購入できる「胃腸の栄養集めたサプリ」で腸粘膜のバリア機能を強くしていきます。

未消化を少なくするため「消化酵素」も飲んでもらいました。

 

その結果

犬の炎症性腸疾患-栄養療法6

 

約半年かけて薬をほとんど使わずに正常値まで回復。もちろんサプリメント開始時から便は固まっています。

犬の炎症性腸疾患-栄養療法8

体重も増えてきてます。サプリメントや食事で治療するためか、毛も密に生えてくるようになり、見た目にも変化が出てきました。