-
最近の投稿
アーカイブ
カテゴリー
投稿日カレンダー
この子は,
神経学的検査とMRIで、グレード5の後躯麻痺、脊髄梗塞(線維軟骨塞栓症)と診断されて来院。
骨を思いっきり、つまんでも痛みがない状態です。もちろん、後ろ肢は麻痺しているので足を動かすこともできません。
脊髄梗塞は、これといって治療法がないため、ステロイドを服用してもらい安静にして、治るかどうか祈ることが通例です。
しかし、近年、脊髄の病気の治療に幹細胞を点滴で移植することで、治癒能力を高めれることがわかってきています。
写真は、ふるせ動物病院院内の冷凍後にストックしている脂肪幹細胞。
受傷後、早めに移植投与しておくことで、状態改善に安心感が増します。
上は動画です。
この子も受傷後1か月で、歩けるように、回復しました。飼主様の献身的なリハビリもあいまって、大きく治療効果に反映したことかと思います。