亜鉛が不足しやすい状況(3つあるうちの3つ目)

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亜鉛が不足しやすい状況3-1

前々回、前々回に引き続き

犬で亜鉛が不足しやすい状況を解説していきたいと思います。

ラストです。

 

◇3つ目

食生活に問題がある

 

三大栄養素のうち

炭水化物は

体に糖として吸収されるでんぷん。

と吸収されない食物繊維に分けられます。

 

自然ではなく人が農耕を始めてはや1万年。

穀類のでんぷんは品種改良によってさらに多くなり

効率的に糖を摂取できるようになった反面

糖の取りすぎが社会問題となってきています。

 

亜鉛は血糖値を下げるホルモンである

インスリンと深く関係していて

でんぷんを取りすぎると

インスリンがたくさん出て

その分、亜鉛を消費します。

 

と、同時に糖尿病のリスクを増大することが

わかってきています。

 

炭水化物の多い

手作りごはんや

炭水化物の多い

ドライフードやペット用のおやつは

肉食に比べて

亜鉛の消費量が多くなり

亜鉛不足の原因となっていくのです。

 

まとめると。。。

亜鉛が不足しやすい状況3-2

3亜鉛が不足しやすい状況3-3

ということになります。

 

 

これまで

3回にわたり

亜鉛の不足原因を解説していきました。

 

その他

成長期の細胞分裂に亜鉛を消費したり

老齢期に腸が弱り亜鉛の吸収量が落ちたり

ありますが

 

診療をしていて

成犬の

亜鉛不足の原因は

以上の3つが主原因であると

考えています。

 

そして

これらは

3つまとめて該当することが多いです。

 

亜鉛が不足しやすい状況3-4

 

特に

長期間もつタイプのノミダニ除け薬は

完全に体から排出されるのが半年以上かかると

考えられるので

長い目でみて生活スタイルの改善することから

始めると良いです。

 

繰り返す外耳炎や皮膚病、アレルギー、胃腸炎

 

なんらかずっと体の不調がある子は

亜鉛不足を血液検査で見てみると

このような異常はとても多く経験します。

 

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