亜鉛が不足しやすい状況(3つあるうちの1つ目)

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亜鉛が不足しやすい状況1ー1

犬の血液検査で栄養の量を解析して

見ていると

ドックフードを食べていても亜鉛が不足する場合が
多いと感じています。

それには大きく分けて3つ原因が考えられるます。

 

◇1つ目

添加されている亜鉛が吸収されない。

 

ペットフードは

穀物と肉を主原料に

ビタミンやミネラルなどサプリを添加して

AAFCOの栄養基準に合わせて

栄養設計がなされています。

一見、適切に栄養が添加されていると

思われますが

ミネラルのカタチに指定がありません。

 

亜鉛の摂取量が足りていても、腸から十分に吸収されなければ

亜鉛の不足が起こります。

 

一般的に吸収が悪いとされるミネラルを

 

腸で吸収させるには

適切なカタチに加工されていなければ

吸収率がうんと下がり

不足する危険をはらんでいます。

 

 

 

 

 

 

ここでは

亜鉛の加工技術

吸収されやすい亜鉛と吸収されにくい亜鉛のカタチを

見ていきます。

 

人の亜鉛サプリの吸収率

上記は

人で吸収の良い亜鉛のカタチを並べたものです。

より自然に近い亜鉛のカタチの方が

吸収率が高いようです。

それは

食物連鎖によって作られた

動物の体の仕組みに

起因します。

亜鉛が不足しやすい状況1ー3

上記は

犬猫の栄養学の教科書に

書いてある

ペットフードによく使われる亜鉛化合物です。

一応、食べて毒ではなさそうですが

人ではサプリとは呼べない

安価な工業的な

亜鉛のカタチをしています。

ちなみに

原材料のミネラル部分には

亜鉛とだけ表記してあります。

(ペットフード安全法においては
細かい表記が必要ありません)

4亜鉛が不足しやすい状況1ー4

ほとんどのフードでは

このような表記であるため

吸収されやすいのか

されにくいのか

わかりにくい現状です。

もちろん

犬も猫も

人と同じ吸収の仕方をしていると考えられるので

亜鉛を補うなら

亜鉛酵母や亜鉛含有乳酸菌のものが

ベストです。

図にまとめると。。。

亜鉛が不足しやすい状況1ー5

亜鉛が不足しやすい状況1ー6

ということになります。

 

亜鉛不足の症状一覧はコチラ