免疫介在性溶血性貧血/IMHAの再生医療と栄養療法4

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免疫介在性溶血性貧血IMHAの再生医療と栄養療法41

罹患すると半数以上が、亡くなってしまうという

免疫介在性溶血性貧血。

 

当院で、順調な経過の子が4頭います

そのうちの一人、猫の子

 

免疫介在性溶血性貧血IMHAの再生医療と栄養療法42

現在発症から9か月たち

 

体重 3.3㎏ → 3.9㎏

 

治療

・幹細胞移植

・主食をファインペッツ、パウチ、おやつをやめる

・サプリメントでエネアラ、IYONE おなか元気!

免疫介在性溶血性貧血IMHAの再生医療と栄養療法43

 

 

この子は

来院当初より骨髄の働きが弱いようで

網状赤血球(貧血時に多く放出される若い赤血球)

血小板、白血球が少ない子でした

 

免疫介在性溶血性貧血IMHAの再生医療と栄養療法44

幹細胞移植は

・真の免疫介在性溶血性貧血

(血管で赤血球が壊される病気)

・骨髄に問題がある貧血

(赤血球が骨髄で壊される病気、血球を作る能力が少ない病気)

(厳密には、腫瘍でない貧血)

に使用することが可能なため重宝します。

 

 

免疫介在性溶血性貧血IMHAの再生医療と栄養療法45

 

それに加えて

使われる添加栄養素や消化吸収率が良いドライフードである「ファインペッツ」

例えば鉄でいうと

ヘム鉄、その他の食材に含まれる有機鉄、無機鉄

例えば亜鉛でいうと

亜鉛含有酵母

通常のドライフードであれば、アミノ酸キレート鉄や亜鉛など

工業的なサプリで自然な吸収経路ではありません

ペットの栄養基準が人に比べ高い理由も、自然な吸収経路でないためかもしれないと考えています。

 

猫は手作りが難しい

そのため、毎日食べるドライフード

添加栄養素にも、良し悪しがあり

おなかにやさしく、吸収効率が良いサプリメントが使われているファインペッツをおすすめしています。