抗がん剤を使わない/犬のガン治療

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抗がん剤を使えない犬のガン治療1

 

 

犬の寿命はヒトの6倍速で進みます。

ガンになると

 

ヒトでは5年生存率

犬では1年生存率

で議論がされます。

 

ヒトでの治療は外科手術、放射線、抗がん剤がありますが

動物医療で、放射線治療は一般的に普及されていないため

外科手術か抗がん剤が主として使用されています。

 

抗がん剤を使えない犬のガン治療2

 

さらに

腹腔鏡、胸腔鏡、CT、MRI、などの

診断機器が一般化されていないことや

ヒトのようにじっとしていないので全身麻酔をかける必要があることなどで

診断にたどり着くことも難しいことが多々あります。

 

この子もそのうちの一人。

 

抗がん剤を使えない犬のガン治療3

抗がん剤を使えない犬のガン治療4

 

肺に多発した腫瘍があって、肝臓にもありました。

こうなると動物の通常医療ではお手上げです。

 

手術でとれれば、それが一番良いのですが

多発しているため手術もできないし

 

胸腔鏡や腹腔鏡がないので何腫瘍か診断がつかないため、抗がん剤も使えません。

 

抗がん剤をあてずっぽうに使っても

副作用の問題があり、体を痛める一方になる恐れが大いにあります。

 

抗がん剤を使えない犬のガン治療5

こんなときに

免疫力を上げて、副作用が少ない治療をする必要があって

 

そんなことを考えている動物病院が

再生医療をしたり

漢方をしたり

抗酸化療法をしたり

栄養療法をしたりします。

 

抗がん剤を使えない犬のガン治療6

抗がん剤を使えない犬のガン治療7

 

 

抗がん剤を使えない犬のガン治療8

抗がん剤を使えない犬のガン治療9

 

 

この子は運よく

COX-2阻害剤(ただの痛み止め)に反応する腫瘍だったため、

これ見よがしに、再生医療と栄養療法を行い

 

ガンが消失して

 

今現在、1年4か月たっています。

 

再発予防として、

食事は脂質をしっかりとるような手作りご飯を

ガリプラントという痛み止めとサプリメントを飲んでもらっています。

 

抗がん剤を使えない犬のガン治療10

 

抗がん剤を使えない犬のガン治療11

 

 

アルブミン:2.3→2.5→3.0

総コレステロール:101→115→133

 

免疫力を数値的にみるのであれば

特にアルブミンとコレステロールです。