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※長文になります。
手作りご飯を30年近く推奨している動物病院に勤めることから、私のペットの栄養療法の人生が始まりました。
手づくりご飯にすると病気が治りやすいことから。
また、病気になりにくくなり、長生きしやすくなるので、
何がペットフードと違うのだろう。と考えていくうちに栄養学にたどり着いたところです。
最近のアメリカペットフード市場では、ホームメイドタイプのフード(手作りご飯)の人気が高まってきていて、
手作りご飯の消化吸収率がペットフードより優れているという論文も出てきています。
まさに、そこが犬でアレルギーや下痢が多い理由であると考えています。
消化しにくいフードを食べていれば、胃腸は弱っていき、腸は未消化物でパンパンになります。
悪い腸内環境は腸粘膜を弱らせお腹を壊す上に、未消化物や悪玉菌が粘膜から体内に染み込めばアレルギーの元となります。
また、腸の栄養吸収能力が下がれば、吸収しにくい栄養素から順に栄養不足が起こります。
栄養不足は免疫力を弱らせ、活性酸素にも対処できずに、ガンなどを発生させやすい環境を作っていくことでしょう。
このような犬猫のおかれた環境に対抗すべくバランスをとるためのサプリメントを設計してきました。
胃腸を整えるサプリ(初代)
仕様
・消化酵素
・グルタミン
・乳酸菌生産物質
サプリメントは、オーソモレキュラー(分子整合栄養医学)という学問から学んだ知識を使い調整しています。
グルタミンや乳酸菌生産物質は腸絨毛を長くするための栄養素で、消化酵素は脂質やタンパク質やデンプンの消化を補助するものです。
自分も含めて、お腹壊すことがなくなりました。
この時は、亜鉛もアレルギーや胃腸に良いと知っていたのですが、亜鉛の原料が手に入ってなかったので、別の市販品を使っていました。
亜鉛はほとんどの子で不足傾向があることや、過呼吸、パニック障害、外耳炎、胃腸炎、アレルギーやアトピーなどのほとんどの慢性病に効果が期待できます。
胃腸の栄養集めたサプリ(2代目)
仕様
・グルタミン
・乳酸菌生産物質
・核酸
・亜鉛含有乳酸菌
・銅含有酵母
・マンガン含有酵母
基本的に自然界にあるものを食べて進化している我々動物は、自然界にあるものから摂取する方が自然に吸収できて、吸収効率が上がると考えられます。亜鉛サプリメントもしかりです。
亜鉛含有乳酸菌の原料を仕入れることができたので、名前を変えてワンセットの商品として「胃腸の栄養集めたサプリ」として調合しました。
同時に、消化酵素は原料が手に入らなくなり、別のメーカーものをお勧めするようになり、調合材料から除くこととしました。
このとき、脂質の消化が苦手な子に脂溶性ビタミン(ビタミンA,D,E,K)も別で仕様して、胃腸粘膜障害、胆嚢粘膜障害、気管障害、皮膚障害の補助栄養として、良い効果を得ていました。
☆ IYONEおなか元気(3代目-現在) ☆
仕様
・グルタミン
・乳酸菌生産物質
・核酸
・亜鉛含有酵母
・銅含有酵母
・マンガン含有酵母
・ビタミンA
・ビタミンD
・ビタミンE
・かつお節粉末
前々から、脂溶性ビタミンと「胃腸の栄養集めたサプリ」の愛称が良く、両方飲んで治療していた経緯もあったので、これを機に脂溶性ビタミンを合わせた商品をと考えていました。
そんな中、新型コロナウイルス感染症が流行し、アメリカから亜鉛含有乳酸菌の材料仕入れができず、亜鉛含有酵母に変更することになりました。
酵母の臭いが強くなったため、嗜好性の問題からかつお節粉末を加えています。